こんにちは。
新NISAもはじまり投資に興味を持つ方が増えているのではと思います。
ネットを見てみると
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
がおススメだよ、とか
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
がイチバンだ、などと様々なメディアが投資信託について取り上げています。
投資について調べていくと、ETF(上場投資信託)という言葉にぶつかると思います。
両方とも投資信託って言葉が入ってるけど違いは何?
自分はどっちを買えばいいんだろう?
そんな風に思っている方もいらっしゃると思います。
この記事では
- 投資信託とETFの違いがわからない方
- 投資信託、ETFそれぞれの特徴を知りたい方
- 投資信託、ETFの購入を迷っている方
こんな方に向けてご紹介します。
結論、初心者は投資信託のほうが良いと思います。
ただ配当金を楽しみたい方はETFがおススメです。
1:投資信託とは
まずは投資信託とは何かについて解説します。
投資信託とは、ファンド(運用のプロフェッショナル)が複数の投資家からお金を集めて
債権や株式、不動産などに投資をし、お金を増やしていくという仕組みの商品のことを言います。
ファンドには手数料を払って、自分たちの代わりにお金を運用して増やしてもらうという形態です。
2:投資信託のメリット
投資信託のメリットは下記の3つになります。
Ⅰ:小額から購入できる
自分で個別企業に投資する場合は、まとまった金額が必要になります。
1株100万円のような高額な株だった場合、個人ではなかなか購入に踏み切れないと思いますが
みんなでお金を出し合うので、一人ひとりは小額の拠出で投資ができることになります。
Ⅱ:分散投資することができ、リスクを抑えられる
投資信託の商品は、数十社から数百社など複数の企業の株や債券が詰め合わせになっています。
1社だけの株を買うわけではないので、景気後退や不況時にもリスクを抑えることができます。
Ⅲ:ほったらかしにできる
プロが自分たちに代わって運用してくれるので、価格推移を見たり画面に張り付く必要はありません。
保有していることを忘れていてもOKです。
3:ETFとは
ETFは「Exchange Traded Funds」の略で上場投資信託と言われています。
投資信託と同じくファンドが自分たちに代わって運用してくれる点は共通です。
- 投資信託:上場していない
- ETF:上場している
この違いがあります。
では、上場していることとしていないことで
どんな違いが生まれるのかについて見ていきたいと思います。
4:投資信託とETFの違い
Ⅰ:購入できるところ
投資信託の場合は、その商品によって異なります。
証券会社や銀行、郵便局でも購入出来たりします。
ETFの場合は、証券会社のみとなります。
上場しているので市場で自由に購入できます。
Ⅱ:価格
投資信託の場合は1日に1回計算される基準価額というものがあります。
株のようにリアルタイムに市場で価格が決まるものではなく
その日に決められた基準価額で購入することになります。
ETFの場合は、リアルタイムに市場価格が変動しています。
上場しているので、市場の値動きに合わせて売買することができます。
Ⅲ:購入方法
投資信託の場合は、証券会社や銀行などの販売会社に注文を入れることになります。
口数や金額を指定して注文します。
いくらで買えたか、何口買えたかは翌日にならないとわかりません。
基準価額が1日1回しか決まらないためです。
ETFの場合は、上場していますので株取引のように自由に注文することができます。
投資信託と違いリアルタイムで売買されているので、購入時点で金額や口数が確定します。
Ⅳ:自動積立
投資信託の場合は、ほとんどの場合で自動積立の設定が可能です。
毎月1万円や2万円など、決まった金額を淡々と自動で積み立てることができます。
ETFの場合は、ほとんどの場合手動でやらなければなりません。
証券会社によっては自動積立ができるサービスがありますが
基本は自分で都度注文する必要があります。
5:まとめ
投資信託もETFもお金を預けてプロに運用してもらう点は同じです。
購入できる金融機関や価格、購入方法、そして自動積立について違いがありました。
ほとんどの場合で自動積立が可能な投資信託のほうが初心者にはおススメです。
時価に心を乱されることもなく淡々と資産を積み上げられますので
積み立て設定をしたことを忘れていても、気付いたらお金が増えていたなんてこともあります。
ただ、配当金を使って今の生活を良くしたい、と考える方にはETFが良いでしょう。
どちらも皆さんの資産形成にとって強い味方になること間違いなしです。
自分の投資方針に合わせて投資信託やETFを購入してみてください。
それでは良い投資ライフを!!
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